京都大学
高等研究院 医学物理・医工計測グローバル拠点
教授  田中 求

関西広域連合 研究成果企業化促進セミナー
発表タイトル: 「硬さ」を簡便・自在に制御できる細胞培養基材
 
発表内容: 細胞は病気の進行に伴う力学的環境の変化を感受しその機能を調節します。培養中に基材の硬さを自在に変調できる動的培養基材は基礎研究・薬物試験への応用を実現します。
 
口頭発表日時: 2月21日 (木)  13:30 ~ 14:00
 
口頭発表会場: セミナー会場B (インテックス大阪 5号館)
研究内容の概要/特長
培養液に細胞毒性のない化合物を溶かすだけで、硬さを自由に変えられる本基材を用いることで、力学的環境の変化(ストレス)に対する細胞応答の基礎研究だけでなく、薬物効果を試す疾患モデルなどへの応用が期待されます。安定した細胞株だけでなく、すでにヒト幹細胞の1か月を超える長期安定培養にも成功するなど、汎用性の高い細胞培養基材としての応用可能性が確認されています。
従来技術・競合技術との違い
従来型の共有結合で架橋されたヒドロゲル基材とは一線を画した、我々の「ダイナミック培養基材」は、細胞培養中、簡便かつ自在に基材の硬さを何度でも繰り返し変えることが可能です。
想定される応用分野
ダイナミック培養基材で底面をコーティングしたペトリ皿・培養フラスコといった製品は(1)細胞生物学の研究用ツール、(2)再生医療を含む製品としての培養細胞の品質管理といった応用が見込まれます。
発表者プロフィール 所属機関HPへ
1998年 京都大学工学研究科分子工学専攻博士課程修了・工学博士取得(京都大学)
1998年 - 1999年 日本学術振興会 博士研究員(PD)、ミュンヘン工科大学物理学部
1999年 招聘研究者、マックス・プランク高分子研究所
1999年 – 2001年 博士研究員(アレキサンダー・フォン・フンボルト財団)、ミュンヘン工科大学物理学部
2001年7月 – 2005年9月 独立研究グループリーダー (エミー・ネッターフェロー、ドイツ科学振興財団)、ミュンヘン工科大学物理学部
2005年1月 ミュンヘン工科大学(ドイツ)物理学部 Habilitaion上級学位 (物理学) 取得
2005年 – 正教授、ハイデルベルク大学 化学・地球科学部物理化学研究所 生命系物理化学講座
2007年 – 正教授(兼任)、ハイデルベルク大学 宇宙・物理学部
2007年 – 副所長、ハイデルベルク大学物理化学研究所
2013年 – 2017年 特定拠点教授(兼任)、京都大学 物質–細胞統合システム拠点
2017年 – 2018年 客員教授、京都大学物質–細胞統合システム拠点
2018年 – 教授、京都大学 高等研究院 医学物理・医工計測グローバル拠点
(敬称略)
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